AMIGA – about your DJ Life

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AMIGA –  about your DJ Life

回答者 : AMIGA → in Japan DJ.net

 

Q1 : ギグのオファーを受けるのは何をポイントとしていますか?また決まったギグへの準備はどんなタイミングで始めますか?

いただいたオファーは、無茶な内容でない限り基本的にはお受けしています。準備にあたっては、ギグの予定を頭の片隅にいつも置いてあるので、自分の音源ライブラリーの中のこのフォルダとこのフォルダを使う予定であったり、収集する音源や生活している中で耳にする音で合いそうなものがあればどんどん取り込んでいく。といった感じで準備をしています。

Q2 : 選曲はどんな事を意識して行いますか?

選曲時に意識していることは、まずは、フロアやお客さんにマッチすることを大前提に心がけていますが、企業のパーティーや商業施設等でDJをすることが多いので、その場合はその企業の伝えたい世界観であったり、特定の商品が持っているメッセージだったり、具体的にターゲットとなる客層や年齢層を考慮します。

他には、よくフロアにいらっしゃるゲストのバックボーンにあるような曲を意識して、イメージでかけたりするのですが、ブースに話しかけに来ていただいたり、反応をいただけると、選曲のイメージもぐっと湧きますし、なによりやりがいを感じますね。自分の場合もそうなのですが、お客さんの立場に立ってみると、自分の好きな曲がかかるとその日の大事な思い出になったりするので、そんな選曲ができたらと心がけています。

Q3 : 具体的に選んだ音源(Vinyl、Deta、CDなど)を事前にどう取りまとめ準備しますか?また常に準備しておく音源とそのギグ用のものとの比率は?

これは皆さんやってらっしゃると思いますが、Rekordbox上で整理整頓しています。ジャンルごとのファイルの管理や解析、キューポイントを事前に打っておくことが大事です。これをきちんとやっておけばもう仕事の8割は終わった気分でいられるので、フロアとのインタラクションに集中することができます。

あとは、ギグの内容や客層にもよっては、そのギグのためだけに新しく入手した音源だけを格納したフォルダを用意することもあります。

Q4 : 現在ギグに必要なツールは何になりますか?また自分だけの特別な手法、技術等ありましたらお教え下さい。

現場にあるパイオニア機材とUSBメモリーです。

Q5 : 当日はプレイスタート前どれくらい前に会場入りしますか?またスタートのトラックはどんなタイミングで何を思い決めますか?

会場入りする時間は、その時々です。出演が後半であっても、早めに会場入りして雰囲気を確かめたりすることもあります。スタート時に1曲目を選ぶ際は、前の方が最後にかけた曲を聴いた上で、そのKeyにマッチする曲の中から、フロアの流れを見て選曲します。時間が限られているので、このタイミングが最も集中していて頭をフル回転しているとも言えます。

Q6 : プレイ中にどんな事を意識してストーリーを組み立てますか?

プレイ中のストーリーは、グルーブを大切にしていて、全体として1つの曲が展開していくかのようなイメージで1曲1曲をつないでいきます。個人的には、緩急のあるストーリーが好きです。

Q7 : プレイ中に自分とフロアの歯車が合わないと感じた事はありますか?その時はどう組み立て直していきますか?

そういう時もありますよね、笑。

まずはアプローチを変えます。それでも合わない場合は、フロアに合わせるのではなくて、逆に自分の芯となる音にこだわったプレイを心がけます。フロアにいらっしゃる全員に受けなくても、わずかな1部の人でもいいので、私らしさが届いたら良いという気持ちで組み立てていきます。

Q8 : 終わったプレイをチェックしたり、良かった繋ぎを次のギグに活かしますか?

ほとんどありません。フロアもお客さんも、毎回違うので。もちろん、経験として活かされているとは思います。

Q9 : 自ら良かった思えるプレイには具体的にどんな事がありましたか?またプレイする喜びを感じるのはどんな時ですか?

Q2の回答と少し重複してしまいますが、良かったと思えるのは、「この辺好きかな?」とかけた曲がバッチリはまってプレイ後にお声をかけていただいたりすることですね。そんなときは、お客さんの方がその曲について詳しかったりします。笑

Qおまけ : DJを続けるモチベーションをキープ/上げる為に何かしている事がありましたらお教え下さい。

よく考えてみると、私はDJをすることが好きなので、続けるモチベーションについて考えたことがありません。強いて挙げるなら、色々なジャンルの音楽に触れるようにしていると、次の現場でかけたいという欲求が出てくるので、モチベーションアップにつながるのかもしれません。